【初めて依頼する人へ】ホームページ制作でよく起こるトラブル全集

ホームページ制作依頼のトラブルについて解説したブログ

ホームページ制作フリーランスの室田です。

本記事では、ホームページ制作のトラブルについて解説します。

ホームページ制作にはトラブルが絶えません。

実際に、別業者様の制作途中でトラブルが起こり、「助けて!」と依頼を受けることもよくあります。

せっかく気合いを入れてホームページ制作を依頼したのに、トラブルが起こるのは嫌ですよね。

本記事では、現役のホームページ制作者が、契約前にチェックすべき点をリスト形式でまとめました。

これを読めば、トラブルが起こる確率を格段に減らすことができます。

ぜひ参考にしてください。

WEB制作フリーランス

室田トモキ

Murota Tomoki

詳しいプロフィール
  • ブログ歴9年
  • ホームページ制作歴5年
  • 最大月間30万PV更新
  • 50個以上のホームページを作成
もくじ

ホームページ制作中に絶対にトラブルを起こしたくない!

このような方は、お気軽に下記のボタンから、「無料相談」をお申し込みください。

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ホームページ制作は「最初の契約」が重要!

ホームページ制作のトラブルを避けるためには最初の契約が重要

ホームページ制作でトラブルが発生する原因の8割は「最初の契約」です。

最初の契約をしっかりと結ぶことができれば、ほとんどのトラブルを回避できます。

ただ、ホームページ制作には数多くの「チェックポイント」があります。

初めてホームページ制作依頼をする人は細かい契約内容まで手が回りづらいかもしれません。

ここからはジャンル別にチェックすべき点を紹介していきます。

金銭トラブル

ホームページ制作の金銭トラブル

やはり一番気になるのは金銭に関するトラブルかと思います。

金銭のトラブルと言っても、実はさまざまなものがあります。

よくある金銭トラブルの種類を分類してみました。

  • 追加費用
  • 途中解約・返金
  • リース・サブスク契約
  • 保守(メンテナンス)

それぞれ深掘りして解説します。

追加費用でトラブル

制作途中で、どんどん追加費用が加算されて、最終的に高額になってしまった…。

このような悪質な業者の噂をたびたび耳にします。

そうならない為には、見積もりの段階で金額をキッチリと確定させることが重要です。

ただし、制作途中で「追加したいページが増えた」「こんな機能も実装したい」という方向転換はよくあります。

そんな時のために、過去の追加費用の事例を聞いておくと安心ですよ。

室田

可能であれば、似た業種の過去の事例を聞くのがオススメです。
「〇〇の業種で過去にかかった追加費用などはありますか?」と聞いてみましょう。

途中解約・返金トラブル

  • 契約後、ホームページが不要になった
  • 別の業者に依頼することになった

そのようなケースもありますよね。

この場合は、途中解約・返金という対応になります。

制作の進行状況によっては、キャンセル料がかかる場合もあります。

契約によっては、途中解約でも100%の料金を支払わなくてはならない場合も…

制作の進行状況に応じてキャンセル料が明確に定められていると安心です。

リース(サブスク)契約

最近はホームページのリース(サブスク)契約も増えてきました。

リース契約を結ぶ際は、解約費用を絶対にチェックしてください。

リース契約では、最低契約期間(1〜2年程度が多い)が定められていることが多いです。

期間前に解約した場合は、残りの期間の費用を一括で支払うなどのルールが定められていることがあります。

室田

思わぬ出費になることもありますので、リース契約前には必ず確認を!

ホームページの維持費でトラブル

ホームページには必ず「維持費用」がかかります。

維持費用の主な内訳は、レンタルサーバー費用とドメイン費用です。

通常であれば、月額1,000~2,000円程度ですが、業者によっては高額になるケースも…。

最初にホームページの維持費を確認しておきましょう。

ホームページの維持費に関する詳しい記事も書いています。興味があればご覧ください。

→ホームページの維持費を徹底解説

【実例】月額10,000円の維持費!?

過去の事例では、維持費が高くご相談に乗られたクライアント様がいました。

その費用は、サーバー費用だけで月額10,000円

原因はオーバースペックのレンタルサーバーを契約していたことでした。

適切なレンタルサーバーにお引越しを行い、月額1,000円までコストを下げるお手伝いをさせていただきました。

保守(メンテナンス)費用

ホームページには定期的な保守作業(メンテナンス)が必要不可欠です。

ご自身で管理ができれば不要ですが、多くのクライアント様は制作者に保守作業を依頼することになるでしょう。

ホームページの制作費が安くても、強制加入の保守費用が高めだったり、逆に制作費用は高めだけど、保守契約は安いなど、制作者によって様々です。

想像以上に保守費用が高くて、制作者を乗り換えたい…

というご相談も度々いただくので、契約段階で保守についても聞けるのがベスト。

特に聞いて欲しいのは以下のポイントです。

  • 保守契約は必須か?
  • 保守契約の具体的な費用と内容
  • 保守契約が不要な場合のスポットの依頼料

これらを聞いておけば、ある程度は月々の出費が計算できますよ!

著作権・所有権の所在トラブル

ホームページ制作でよくある著作権と所有権のトラブル

著作権や所有権についてトラブルになるケースもよく見てきました。

僕はホームページの所有権はクライアントに譲渡されるべきと考えています。

なぜなら、所有権が制作者側にあると、ホームページのデータまで制作者のものになることがあります。

ホームページは長く運用しながら、写真やブログのデータを積み立てていくことが重要です。

くれぐれも所有権は十分に注意してください。

【事例】いままでの写真がパーに

実際に、今まで一生懸命に撮ってきた写真がパーになったという事例がありました。

ホームページリニューアルの際に所有権が制作者にあることが発覚。

契約を打ち切るのであれば、写真のデータは渡すことはできないと言われてトラブルになったことがありました。

クライアント様も、「この制作者とは、もう関わりたくない」とのことで、結局写真や文章をゼロから用意することになりました。

長く運営してきただけに、なんとも勿体無い事例です。

制作中のトラブル

ホームページの制作途中のトラブル

次に、ホームページの制作中に起こるトラブルについて解説します。

制作の流れに沿って紹介します。

実際に依頼した時をイメージしながら読んでみてください。

システム選定のトラブル

ホームページ制作で、最初に確認すべきは「システム選定」です。

ホームページを作るシステムは様々なものがあり、ニーズによって様々です。

システムによって、得意なことや出来ることが明確に違います。

そのため、ニーズに合っていないシステムを選ぶと、自分がイメージしていたことができない…というトラブルにもなります。

特にマイナーなシステムや実績の少ないシステムは後悔するケースが多いです。

ぜひとも制作前に、利用システムについて聞くことをオススメします。

こちらの記事でホームページのシステムについても解説しています。興味があればご覧ください。

→ホームページのシステム選びについて

【事例】システムのサービス終了…!?

「昔作ったホームページが突然見られなくなった!」というお問い合わせをいただいたことがあります。

調べてみると、古いマイナーなホームページ作成サービスを使っていたようで、最近サービスが終了…。

ホームページデータも全て吹っ飛ぶという大変な事態になっていました。

この時は、過去のバックアップデータをなんとか取得して、新しいシステムでホームページをリニューアルする形で対応しました。

室田

ホームページは長く使うものだからこそ、信頼のおけるシステムを選ぶことが重要であることを再認識しました。

デザインのトラブル

  • ホームページのデザインが想像していたものと違った…
  • 想像よりもホームページのクオリティーが低かった…

このようなデザインのお悩みはよくあります。

これは結構、根が深い問題なんですよね。

考えられる原因としては、下記が考えられます。

  • 制作者の技術不足
  • 依頼者の解像度不足
  • 好みの問題

深掘りしていきます。

制作者の技術不足

まず第一に考えられるのが、シンプルに制作者の技術不足です。

デザインスキルが低かったり、プログラミングスキルが低いと、クオリティーは下がります。

また、制作者にはヒアリング能力が非常に重要です。

要望や理想をきちんと親身になって聞いてくれるか?といったコミュニケーション能力も要チェックです。

依頼者の解像度不足

クオリティーの高いホームページには、依頼者の解像度も重要だと感じています。

優秀な制作者でも、依頼主のホームページに対する解像度が低いと、クオリティーが下がってしまうからです。

制作者に丸投げするのではなく、依頼主もホームページを作る目的や、自分のビジネスについて解像度を上げておくとデザイントラブルは格段に減りますよ。

室田

ホームページの成功は制作者と依頼主の連携にあります。
コミュニケーションが取りやすい制作者を選んでくださいね!

好みの問題

デザインは感覚的な部分もあります。

そのため、依頼主の好みによっても満足度は変わります。

そして、制作者にもデザインの好みや得意ジャンルがあるのも事実です。

気に入らないデザインの場合は、制作者に「デザインの意図」を聞いてみましょう

自分はあまり好きではないデザインにも、明確な理由があるかもしれません。

室田

見込み客(依頼主のお客さん)が好きなデザインに合わせている可能性もあります。

スマートフォン(レスポンシブ)対応

お次は少し技術的なトラブルについて。

ホームページは様々なデバイスで見られることが増えました。(パソコン、タブレット、スマホ…)

そのため、どんな端末でも、情報を正確に伝える設計が必須になりました。

このような設計のことを、「スマホ対応」や「レスポンシブ対応」と言います。

僕はこのご時世ではレスポンシブ対応は制作者の義務だと考えています。

ただ、中にはレスポンシブ未対応の制作者もいるようなので、事前に確認しておきましょう。

対応ブラウザ

少しニッチな話になりますが、対応ブラウザも要チェックです。

基本的には以下の3つに対応していると安心です。

  • Chrome
  • Firefox
  • Safari

実はこれらのブラウザは内部のシステムが違うので、それぞれで対応が必要です。

Safariは割と特殊なブラウザであり、Chrome、Firefoxでは問題ないのにSafariはダメ…という問題児でもあります。

特に、日本ではiPhoneユーザーが多いため、Safariの対応は念入りに行う必要があります。

納品のトラブル

ホームページ制作の納品のトラブル

次に、納品のトラブルについても紹介します。

途中の制作まで良くても、最後の最後でトラブルになるのは嫌ですよね。

どんなトラブルがあるのか知っておきましょう。

納期遅延

想定よりもホームページの公開が遅れるのは困りますよね。

納期トラブルは、制作者の力量不足が第一に考えられます。

依頼主をリードして納期内に最高のホームページを作るのが制作者の仕事ですから。

納期のためにはお互いの協力が必要不可欠

納期を守るためには依頼主の協力も必要不可欠です。

結局のところ、文章や写真は依頼主が準備しなければなりません。

そして、素材集めは意外と大変で時間がかかってしまうことも多いです。

ゆとりのある納期を設定した方が、納期に追われずに質の高いホームページが作りやすくなります。

運用のトラブル

ホームページ制作の運用中のトラブル

ホームページは作って終わりではありません。

最新情報の更新や、ブログを投稿することで、徐々に集客力が上がっていきます。

ホームページの真価を発揮するにはトラブルなく、運営し続ける必要があります。

ここでは運用中のトラブルについて紹介します。

納品後のサポートがない

納品後のサポートはトラブルの第一位でしょう。

過去にホームページを依頼した制作者と連絡が取れなくなってしまい、困っている…

というご相談を度々いただきます。

ホームページの作成方法は人によって異なるため、引き継ぎも結構大変なんですよ。

独自のシステムを大量に実装していて、引き継ぎに時間がかかりコストがかかってしまうことも多いです。

ホームページは制作を担当した人が長くサポートするが一番です。

長く一緒に伴走してくれるような制作者に依頼できるのがベストですね。

システムの不具合

ホームページは、システムの不具合トラブルが起こります。

表示が少し崩れると言った軽微なものから、ホームページ全体が見られなくなるという致命的なトラブルまで様々です。

最近では、AIを活用したハッキングが流行しており、サイト乗っ取り等のトラブルも多くなっています。

これらのトラブルは、どんなホームページでも起こり得る可能性があります。

そのため、考えるべきはトラブルが発生した時の制作者の「対応」でしょう。

  • いかに早く解決させるか?
  • 対応する技術力を持っているのか?
  • 万が一、対応できなかった時の代替案の提案力

など制作者の真の実力が試されます。

兎にも角にも、信頼できる制作者を見つけることが、このトラブルの解決策です。

成果が出ない

ホームページには、何らかの目的があるはずです。

  • 集客
  • 認知度アップ
  • ブランディング
  • 売り上げアップ

などなど…。

制作後、想像以上に成果が出ないと悩むこともあるでしょう。

ホームページは長期的なメディアなので、成果を出すには時間がかかります。

公開後すぐにお問い合わせがガンガン来る!ということはあり得えません。(そう言うアピールをしている製作者は嘘ですので、やめた方が無難です…)

長期的な運営を任せられる制作者に依頼することが重要です。

SEO対策でのトラブル

SEO対策とは、検索エンジン(グーグルなど)で、検索をした時に上位に表示させるテクニックです。

覚えておいて欲しいのは、ホームページを作る技術とSEO対策は全くの別のスキルということです。

ホームページが作れる=SEOが強いホームページが作れる
と言うわけではありません。

コラム:SEOに強い制作者か見分ける方法

実は、制作者がSEOに強いかどうかの見分け方は簡単です。

実際に制作者が運営してるブログがGoogle検索をした時に上位表示できているかどうかで判定できます。

自社メディアも上位表示できないような人が、クライアントのSEO対策ができるとは到底思えませんからね。

まとめ:対策すればトラブルは怖くない!

以上、今回はホームページ制作のよくあるトラブルと対策方法について解説しました。

この記事を読んでいただいた方には、トラブルなく品質の高いホームページを手に入れて欲しいと思っています。

結局のところ、ホームページ制作でトラブルを避けるためには2つしかありません。

  • 信頼のおける制作者を選ぶ
  • きちんとした契約を結ぶ

今回の記事を参考に、制作者を選んで契約を結んでいただければ、トラブルが起こる確率をグッと減らせます。

ぜひ参考にしてくださいね!

室田

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ムロタプロダクトは、トラブルなくスムーズにホームページが完成する「流れ」を大切にしています。

初めてのホームページ制作が心配…、という方もお気軽にご相談ください。必ず力になります!

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